これと言って見所はないんだけど、安宿が多くあるみたいなので
1日だけ滞在することにする。
翌日、旧市街にある「コユンバザール」というところに足を伸ばす。
雰囲気がいいところだったけど、雨が降っていたこともあり早々に引き上げ、
一路イスタンブールへ。
途中の山を越えるころ雪が降り出したので、通りがかったホテルで1泊して、
翌日イスタンブールに到着。
イスタンブールは、アジア側とヨーロッパ側に分かれていて、
アジア側に新市街があり、黒海から南下してマルマラ海に通じている
ボスフォラス海峡を超えると、そっち側がヨーロッパ。
海峡を渡る大橋で、「とうとうヨーロッパまで来ちゃったね~」と、
二人してため息。
とうとうヨーロッパ、だけど私達にとっては旅の終わりを意味し、
ちょっと寂しい気分になる。
まあ最後イスタンブール、大いに楽しもう!
なんてったって、今日結婚記念日なんですから!!!!
渋滞の道を潜り抜け、スルタナーメットという世界遺産に登録されている
歴史地区にやってきた。
ホテルを探すのに車を止めていると、沢山の客引きが声を掛けてくる。
結局通常40ドルする部屋を半額で借りることができ、
2日そこに泊まることにした。
観光シーズンではないので、経営体制もユルユルで、
ホテルの1階にあるカフェテリアは今は閉めているから、
勝手にキッチン使って料理していいよと言われた。
とは言っても今日は結婚1周年の記念日。
そんな日にこんなロケーションなんて、サイコー。
美味しそうなレストランにでも行き、ワインでも空けて。。。
なんて思ってたけど、時間も遅くなってしまっていたので、
結局キッチンで、パスタを作って食べた。
どっちらけである。
別にマーカスのせいではないけど、八つ当たりをして不貞寝する。
かわいそうなマーカス。
いじわるな私。
翌日反省して気を取り直してイスタンブール観光へ。
有名なブルーモスクは、当たり前だけど写真で見るよりもはるかに美しく
その内部もすごくきれいだった。
だけど、人がいすぎ。
これはもう仕方のないことだけど、オフシーズンのこの時期にこれだけの
人が居るんだったら、観光シーズンは一体どうなっちゃうのか、
考えただけでも恐ろしかった。
ガイドブックに乗っていた「エジプシャンバザール」という所に行ってみる。
「生活臭が漂い、地元客が多く観光客値段でないのがうれしい」
と書いてあったので行ってみたけど観光客だらけで、
私達がいつも行っているようなローカルなバザールでの値段を考えると、
5~10倍ぐらいの値段がするものばかりだった。
イスタンブールの竹下通り |
ぶらぶらと町を散策して夜になり、今日こそ念願のレストランで食事をして
結婚1周年のお祝いをした。
レストランにはお酒がなかったので、
ビールでも買ってホテルのカフェテリアで飲もうかと思ったんだけど、
ここでもお酒を飲むことが禁止されていて、
そういえばイスラム国家だったということを思い出した。
地方ではガンガン飲んでいたけどね。。。
翌日、イスタンブールを後にして国境の街「エディルネ」に向かう。
春のように暖かかったので、久々にテント泊が楽しかった。
トルコの旅を終え、ブルガリアに突入。
EUに入ったということは、これ以降完全に帰り道。
ある意味この日私達の旅が終わったようなものだった。
まあ、家に着くまでが旅ではあるんだけど、
高速道路を駆使し、今までにない速さで距離を進め
ドイツを目指す。
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