2013/07/05

イランの大衆料理、「ディージー」アーブグーシュト

山の上のほうに寝床を見つけたあとは、ラーメンなんぞを作り、久々に車中泊の
夜になった。

そして、そんな日に限って大嵐だった。

翌日はケルマンシャーから300キロぐらいのところにある、ハマダーンという町の方まで出る。

有名どころではあるらしいが、そこは素通りして、北に20kmぐらいにある
lalejinという「陶器の町」へ向かう。

この旅で絶対買おうとおもっていた、イランの土鍋「ディージー」。

以前、在日イラン人の台所が載ってる雑誌でこのディージーのことが紹介されているのを
見たことがあり、ずーっと気になっていた。

キレイな翡翠色のぽってりとした鍋だった。




そして、3年越しに夢叶ったり。
私はこの青い色に一目ぼれ。
すでに我が家の土鍋コーナーに仲間入りを果たしました。

冬にこれで煮込み料理なんかしたら、美味しいんだろうなー

この町はケルマンシャーのホジャ爺さんに教えてもらったんだけど、良いとこに来た。
ほかにも色々と食器を買いました。

ちなみにこの壺、約2ユーロです。



お昼時、お腹が空いたのでその辺の食堂に入り、厨房に行って何を売っているのか
見せてもらう。

看板も読めないし、言葉も通じないから、厨房を見せてくれというジェスチャーで
調理を見せてもらい、やっとその店のメニューがわかるというパターン。

そして、そこで作っていたものはコレ!

 ディージィー鍋だ!




これは、小さめの鍋を熱々の鉄板のうえで調理しているところ。

一つ一つ壺で煮込むなんて、粋なことしてるじゃないですか!

出てくる料理はこちら。
肉と豆をトマト味で煮込んだ、アーブグーシュトゥという、大衆料理です。



うーん、出てきたんだけど食べ方がわからない。

多分日本のガイドブックとか持っていたら絶対に説明してあると思うんだけど
そういうものは持っていない。

なので、適当に食べてみる。

すると、その作法がなってなかったのか、後ろに座っていたお客さんが懇切丁寧に
食べ方をおしえてくれた。

まず、壺の中に入っている肉と、浮いている脂身を皿に取り出し、それをスティックでつぶす。

そのあと、壺に残っているスープを加え、ナンをちぎって入れて、ナンがしっとり
してきたら食べる。

そして、スープナンを食べ終わったら、皿の中身をもう一度壺にもどし、それをまたつぶして、
こんどはペースト状にして、ナンにつけながら食べる。

これが、このお客さんがやっていたこだわりの食べ方です。

日本人が、蕎麦を食べるのに薬味を入れたり蕎麦湯を飲んだり、そういう順序があるような
感じですかね。

もし蕎麦屋で外国人が、ざる蕎麦につゆをかけて食べだしたら、そんなの見てみぬフリは
私だったらできません。

そんな感じだっただろうな。
 イランの人が放っておくはずがないのです。

案の定、楽しい食事のあとは家に来ないかと誘われたけど、あと数日は孤独になりたかったので
お断りした。

 ちなみにこの壺も買ってきたんだけど、鍋としてより調味料入れとして重宝しそうです。

そして、この料理のお値段。
Doogh(ヨーグルトドリンク)に、食べるヨーグルト、そして食後のチャイが付いて
1人だいたい1.5ユーロ。

アーブグシュトはチェロウケバブ同様、最もイラン人に親しみのある食べ物。

日本に例えると、ケバブはラーメンで、アーブクシュトが富士そばみたいな感じ。笑
わかります?この値段感覚。
いつでもどこでも食べられて、しかも安くてお腹いっぱい。

あー、富士そば食べたいなぁ~(って、アーブグシュトじゃないのかい!)

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