2009/11/01

Urgut & Samarkand

ウルグットのバザール
翌日復活しかけたマーカスをつれてバザールにむかう。
ちょっと汚くてゴチャゴチャのバザールだけど、古いなりの味が
染み込んでいる素敵なバザール。

ここへ来た目的はウズベキスタン伝統の刺繍が施された布
「スザニ」を買うため。
本で見ただけで、絶対に私好みだとわかっていたので
迷わず向かう。
中には古くて貴重なものもあるし、なにしろ手刺繍ならものすごい仕事の量
なので、けっこう値が張ると思ったらそうでもなかった。
バザールの一角のスザニ売り場に入った瞬間から、戦いは始まる。
まずは3人ぐらいに速攻で囲まれて、「マダム、これを見て、この美しい布」と、
歩いてる方向をさえぎりながら、目の前いっぱいに布を広げて付いて来る。
みんなそれぞれに店があって商品も並べられてるけど、座ってるだけじゃ売れない
のでこうやって出てきて、客を囲んでしまうのだ。


最終的には10人ぐらいに囲まれ、おばちゃん同士で私の取り合いになり
ケンカがはじまる。
私はもう腕をつかまれたり、かばんをひっぱられたりでもうめちゃくちゃ。
ゆっくり店を見て周って、呉服屋さんのように1枚1枚布を広げてホントに気に入ったものを買おうと思ったけど、もう不可能だとわかった。
海外での買い付け仕事は ずっとやって来ていたので、慣れてるはずなんだけど
囲まれて歩けない買い物なんて初めてだ。
だんだん頭が痛くなってくる。

あまりにもしつこく、うるさいので「うっせんだよぅ」と言うと、
みんな声をそろえて「ウッセンダヨ~」とか、
「ちょっと待って待って」と言うと「マテマテマテ」と繰り返す。
腹立たしいやら笑っちゃうやらだったけど、なんとか良いものを見つけて
値下交渉でまた戦って、こういうやり取りを3枚分やって買い物終了。
けっこう大きいスザニを10ドル前後で買えて大満足。
すっかり疲れてしまったけど、これもバザールの面白いところかな。
休憩がてらに食堂でシャシュリークを食べた。
他の国のとちがってミンチ肉つまり「つくね」の串焼きみたいなので、
メチャメチャ美味しい。
そうして一通り食材を買い揃えて、一路サマルカンドへ向かう。




サマルカンドは世界遺産にもなってるところで、イスラムの神学校やらモスクやら
古い建物が点在しているところ。
その建物には鮮やかなターコイズブルーのタイルがよく使われていて、
「青の都」とも呼ばれている。
夕日ともに見て周りたかったので、その日はそのへんにあったB&Bで宿をとる。

宿は民家を改造した素敵なつくりで、広い中庭もあってなかなか良いところ。
そして早速日本人の女の子にあった。
夕方観光がてら散歩に出かけ、夜になって宿に戻ると中庭のテラスに宿泊客のほとんどが
集まっておしゃべりをしている
普通にバックパックの旅とかをしていれば、こういう光景は日常なんだろうけど
私達の場合、こういう場所に出向かない限り、他の旅人との出会いも
滅多にない。

そのうち日本人が合計5人に増え、日本語が話せる外人までいて、久々に酒を飲み
楽しい話をいっぱいした。
でも周りにこんな人がいっぱいいることが滅多に無いので、人の話を聞いて頭に
入れたり、自分で何かを喋るのに働かせる脳みそが次第パンパンになってしまい
破裂する前に早めに寝た。

たった数時間で人疲れというやつです。

でも、楽しかったな。

翌日は米ドルをGETしに銀行に向かう。 
いつもは手数料無料のクレジットカードで現金を下ろして生活してるんだけど
この国ATMが全然なくて、結局高い手数料を払って銀行でお金をおろす羽目に。
普段はどこでも下ろせるので余計な現金は持たないことにしていて
この国に入る時も、持っていたのがたったの160ドルだった。
税関の人が、この人たちバカじゃないのという目で見たのは正しかった。

結局ちょっとだけ下ろして、バザールの両替場にむかう。
ここに案内してくれたのは、わたしらが泊まっているB&Bに3ヶ月も滞在している
神戸から来ていたおじいさん。
サマルカンドに移住を考えてるらしく、とりあえず住めるだけ今は住んでるらしい。
当然地元の人のように周辺に詳しく、バザールでもちょっと知れた存在ぽかった。
両替所といっても闇両替で、銀行のレートが詐欺かってぐらい悪いので
一般の人がけっこう自由にドルの両替をしてもいいようになってるみたい。

ウズベキスタンの通貨をGETし、ちょこっと観光しただけなんだけど、
人の多さとかに疲れてしまったのでもう一日休んで行くことにした。
宿は昨日と打って変わって人が少なくなっていた。
殆どの日本人は半年近く陸路で移動している、長期のバックパッカーだ。
翌朝2人の日本人カップルがやってきて、合計で7人に。
日本人専用宿みたいになっていた。


                    <サマルカンドのB&B>

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