2013/08/06

シラーズに向かう道

険しい山道の日はまだ続く。。。。


標高3000mのところにも、突如として現れる遊牧民。


山に入りけっこう重要な仕事が水汲みだ。

私達の車には20リットルと10リットルのタンクを2個づつ、計60リットルの水が積んである。
これなら、万が一どこかで遭難した場合でも、なんとか持ちこたえられる。

砂漠などに入ったら、会う人に一番求められるのは水なので、人助けにもなる。

ということで、車中のスペースはけっこう取られるんだけど、常に水汲みだけは欠かせません。

この日も山の岩肌の間から流れる雪解けの美味しい水で全部のタンクを満タンにして
下山する。

下山してもまだまだ出会う遊牧民


 下山してしばらくすると、目的地の滝に到着。
目的地というより、地図にデカデカと星マークが打ってあったので、これはちょっと
行ってみようということになった。

滝であまりいい思いをしたことのない私は、期待半分で行ってみると。。。。







まぁまぁ、な感じでした。

この日は結構な猛暑の日で、こんな暑い日に滝の下に居ても水着になって修行風のことが
できないのが残念。

男性ですら短パン、ノースリーブは禁止の国。

滝の周りで「あっついねー」なんていいながら昼間から酒を飲み、酔っ払いがマッパで飛び込む
なんて光景は絶対に見られないイラン。

水しぶきや景色を楽しむ健全な人々が、とても清清しく見えました。

マイナスイオンで癒された私達。

その後、シラーズに向けての道中。

途中、山の麓に広がる田園風景に出会う。

ここはYASUJという所で、イラン屈指の米の産地なのでしょうか。

久しぶりに田んぼを見て、日本を思い出す。
棚田で郷愁にかられる自分は、やはり日本人だなー。

おかーーさーーーん。

 


 翌日も道中にあった「楽園」と名が付く森で森林浴。




 3、4日自然に癒されたあとは、いよいよシラーズへ。

シラーズと言えば、イランでも屈指の観光地。

何があるかは良く分からないが、その近くにある「ペルセポリス」という古代都市の
遺跡は有名で、遺跡にまったく興味のない私でも、せっかくだからそこは行ってみようと
いう事になった。

そしてそれより楽しみにしていたのが、先日セミロンでお世話になったおじさんの
親戚の家を訪ねること。

 今考えると、シラーズで過ごした時間が、この旅の中でもっとも濃い時間だったと思う。

楽しい日々の記録。

まだまだ続きます。。。。

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