去年の旅日記の締めくくりもこんなだったな。
性格がもろに現れてる。
夏休みの宿題は、夏休みの最後の日にやるタイプ 笑
でも、なんとか年内に終わらせることができた。
別に期限なんかないけど、旅ブログも旅の一部なので、完結させないと何だか
気持ち悪い。
というのが、やり残したことはないかと自問する年末に浮上する案件の一つなのです。
とにもかくにも、最終章、いってみよう!
東京に戻る途中、山梨のキャンプ場でいつものメンバーとキャンプすることになっていた。
このメンバーは私が独身を謳歌していた時代から、ホントに良く遊んだ仲間たちだ。
男4人に女1人。
30過ぎの大人が、仕事帰りにアパートの一室でいっつもタムロして、夜な夜なお酒を飲んでは
色々語らい、最後にはグダグダで何が何だか。。。
みたいなのを、ずーっと繰り返していた気がする。
あれは、あれで、とても楽しい時間だった。
何が残っているんだろう言われると、あまり思い浮かばないんだけど(笑)、こうやって今も
私のこころの故郷として存在してくれてる心強い存在なのだ。
そんな彼らと、久々のキャンプ。
一之瀬キャンプ場はけっこうな山奥にあるところで、東京から好アクセスとはとても言い難いが
シーズンになれば混雑するような、ワイルドじゃないけどワイルドに近い感覚でキャンプできる
ところかな。
昼間っからのビールも最高。
みんなが揃ったのは4年ぶりぐらいかな?
夜な夜な色んなことを話したなぁ。
このメンバーは大体30代半ばの男たちなんだけど、話のメインはやはり仕事場での問題点
とかで、聞けば聞くほど日本の働き盛りの人達が心配になってきた。
ブラック企業がどうのと、今年も話題になっていたけど、ピンポイントで取り上げられるほど
珍しい話でもなく、これはもう日本人の労働環境の一つとして受け入れざるを得ないということを
思い知ったというか。
「絶対ありえない、辞めちゃえ、訴えちゃえ、転職、転職!」と私なんかは簡単に言えるけど
そんな気力もないぐらい、目の前の仕事をこなすのが精一杯で、最終的には病気にでも
ならない限り、そこから降りることは不可能。
一人を除いて、他の3人のうち誰かは病んでいる、もしくは病んでバラバラになりそうになり
転職したという話など、出てくる出てくる。
本当に気の毒。
本当に。
楽しい思い出もそうだけど、心配事もまた残ったりのキャンプだった。
というとで、みんなとはここでサヨナラして、帰宅の途。
山を下り、奥多摩湖沿いを走り抜け、1か月ぶりに戻ってきた東京。
近所の桜並木。
出発した時は咲いてなかった桜が、全て散り終え、新緑が芽吹いていた。
この1か月、あっという間だったなぁ。
2月から日本に滞在して約2ヶ月。
そろそろお暇する時が近づいていた。
日本車中泊の旅は、思っていた通り、快適だった。
道路事情、食事、公衆衛生、どれをとっても今まで旅した国よりも安心して安全に旅することが
できた。
宿泊も道後温泉の旅館での1泊、直島、京都の友人宅、この3日以外は結局車中泊だった。
もう少しオートキャンプ場とかを利用するのかなと思っていたけど、高くつくので
毎度おなじみの「その辺」で眠ることが多かった。
道の駅や駐車場での車中泊は多分5回ぐらいで、その他は川や湖の近くの空き地とか
そんなところが多かった気がする。
多分。。。。ダメなんだろうけど、どこにも「車中泊禁止」とか書いてないし。ね。
良かった点はやはり、銭湯、コインランドリー、公衆トイレが充実していること。
この3つは、まず他の国ではそう頻繁にお目にかかれない。
これがあるだけで、かなり快適な、そして綺麗な旅人でいることが出来た。
(普段どれだけ汚いのかって話だけど。。。)
道の駅がとにかく便利だったな。
反対に悪い点をあげると、やはり高速道路の料金がバカみたいに高い。
アウトバーン全線無料のドイツから来た人間からすると、有料ということに付け加えその金額にも
怒りさえ覚える。
私は日本人だけど、金銭感覚がもうドイツ人なので、高速料金たるものを旅の大部分を占める
支出にはしたくなかった。
結局は時間があるというのが最大の強みで、今回の旅で高速道路を利用したのは1回のみ。
深夜の走行で、6000円払ったのみだった。
日本に限らず、海外でも有料の高速道路はあるけれど、極力一般道を使いその国の
細部まで見渡せる道中というのも旅の醍醐味だと思っているので、日本でも「したみち」を
大いに利用して大正解だった。
あともう一点。
日本は公共の場でのゴミ箱が少なすぎる。
観光地のような所でも設置場所が少なく、「ごみは持ちかえりましょう」 の張り紙が多いのは
結構だけど、結局自動販売機のわざわざ空き缶しか入れられないようしてあるゴミ箱に
お菓子や弁当などのゴミが突っ込んで、溢れて、散乱していたり。
私達車中泊組は、いったいゴミをどこに捨てればいい?という話になる。
過剰包装の商品を売って売って売りまくるくせに、ゴミの処理能力が乏しい。
出るごみの事を想定して、ゴミ箱を設置してほしいと思った。
もしくは大げさな包装をやめてくれーい。
まぁ、家庭内のゴミを公共のゴミ箱にあーだこーだとか、防犯面でどーのこーのというのも
分からないでもないが、私が子供の頃は色んな形のゴミ箱がそこら中にあったけどな。
きっと、これも時代と共に変わっていったことの、一つだよね。
旅の費用は、25日間で約30万円。
主な内訳は 車両代 110,000
ガソリン代 36,000
フェリー代 22,000
高速代 6,000
宿泊代 13,000
食費 65,000
観光費(入場料) 7,000
温泉代 5,000
雑費 30,000
こんなところです。
雑費はコインランドリーとか、車内の備品、お土産など。
3人で一人あたり10万円の計算です。
予算内で収まりました。
意外に高く着いたのが食費。
予算を立てていた当初は、1日1500円でやりくりできるかと思ったら無理でした。
1日2500円の計算になる。
ドイツに比べてやはり食材が高いのと、あとビールが高い。
ドイツで1日15ユーロの予算なんていったら、毎晩ご馳走になります。
今回日本で25日間30万だったけど、この金額で車中泊の旅ならシベリア経由3か月で
モスクワまで行けるぐらいかなー、という感じです。
やっぱ、日本は高かった。
最後に、旅の期間私達の自宅となった車内の様子をお見せします。
準備に2日しかなかったので、こんな感じ。
時間があったら、収納と住空間を上下に分けることもできたけど、レンタカーなのもあり
これが限界で。
ということで、そろそろ終わりにしましょう。
日本新発見、そして再発見。
とてもとても充実した刺激的な旅でした。
第二弾もする気満々で、今度は九州、奄美大島とかまで行くのが夢です。
そして、もう一度行きたいところは、熊野地方。
ここは近い将来、必ず。
2016年ニッポン車中泊の旅
完
性格がもろに現れてる。
夏休みの宿題は、夏休みの最後の日にやるタイプ 笑
でも、なんとか年内に終わらせることができた。
別に期限なんかないけど、旅ブログも旅の一部なので、完結させないと何だか
気持ち悪い。
というのが、やり残したことはないかと自問する年末に浮上する案件の一つなのです。
とにもかくにも、最終章、いってみよう!
東京に戻る途中、山梨のキャンプ場でいつものメンバーとキャンプすることになっていた。
このメンバーは私が独身を謳歌していた時代から、ホントに良く遊んだ仲間たちだ。
男4人に女1人。
30過ぎの大人が、仕事帰りにアパートの一室でいっつもタムロして、夜な夜なお酒を飲んでは
色々語らい、最後にはグダグダで何が何だか。。。
みたいなのを、ずーっと繰り返していた気がする。
あれは、あれで、とても楽しい時間だった。
何が残っているんだろう言われると、あまり思い浮かばないんだけど(笑)、こうやって今も
私のこころの故郷として存在してくれてる心強い存在なのだ。
そんな彼らと、久々のキャンプ。
一之瀬キャンプ場はけっこうな山奥にあるところで、東京から好アクセスとはとても言い難いが
シーズンになれば混雑するような、ワイルドじゃないけどワイルドに近い感覚でキャンプできる
ところかな。
昼間っからのビールも最高。
みんなが揃ったのは4年ぶりぐらいかな?
夜な夜な色んなことを話したなぁ。
このメンバーは大体30代半ばの男たちなんだけど、話のメインはやはり仕事場での問題点
とかで、聞けば聞くほど日本の働き盛りの人達が心配になってきた。
ブラック企業がどうのと、今年も話題になっていたけど、ピンポイントで取り上げられるほど
珍しい話でもなく、これはもう日本人の労働環境の一つとして受け入れざるを得ないということを
思い知ったというか。
「絶対ありえない、辞めちゃえ、訴えちゃえ、転職、転職!」と私なんかは簡単に言えるけど
そんな気力もないぐらい、目の前の仕事をこなすのが精一杯で、最終的には病気にでも
ならない限り、そこから降りることは不可能。
一人を除いて、他の3人のうち誰かは病んでいる、もしくは病んでバラバラになりそうになり
転職したという話など、出てくる出てくる。
本当に気の毒。
本当に。
楽しい思い出もそうだけど、心配事もまた残ったりのキャンプだった。
というとで、みんなとはここでサヨナラして、帰宅の途。
山を下り、奥多摩湖沿いを走り抜け、1か月ぶりに戻ってきた東京。
近所の桜並木。
出発した時は咲いてなかった桜が、全て散り終え、新緑が芽吹いていた。
この1か月、あっという間だったなぁ。
2月から日本に滞在して約2ヶ月。
そろそろお暇する時が近づいていた。
日本車中泊の旅は、思っていた通り、快適だった。
道路事情、食事、公衆衛生、どれをとっても今まで旅した国よりも安心して安全に旅することが
できた。
宿泊も道後温泉の旅館での1泊、直島、京都の友人宅、この3日以外は結局車中泊だった。
もう少しオートキャンプ場とかを利用するのかなと思っていたけど、高くつくので
毎度おなじみの「その辺」で眠ることが多かった。
道の駅や駐車場での車中泊は多分5回ぐらいで、その他は川や湖の近くの空き地とか
そんなところが多かった気がする。
多分。。。。ダメなんだろうけど、どこにも「車中泊禁止」とか書いてないし。ね。
良かった点はやはり、銭湯、コインランドリー、公衆トイレが充実していること。
この3つは、まず他の国ではそう頻繁にお目にかかれない。
これがあるだけで、かなり快適な、そして綺麗な旅人でいることが出来た。
(普段どれだけ汚いのかって話だけど。。。)
道の駅がとにかく便利だったな。
反対に悪い点をあげると、やはり高速道路の料金がバカみたいに高い。
アウトバーン全線無料のドイツから来た人間からすると、有料ということに付け加えその金額にも
怒りさえ覚える。
私は日本人だけど、金銭感覚がもうドイツ人なので、高速料金たるものを旅の大部分を占める
支出にはしたくなかった。
結局は時間があるというのが最大の強みで、今回の旅で高速道路を利用したのは1回のみ。
深夜の走行で、6000円払ったのみだった。
日本に限らず、海外でも有料の高速道路はあるけれど、極力一般道を使いその国の
細部まで見渡せる道中というのも旅の醍醐味だと思っているので、日本でも「したみち」を
大いに利用して大正解だった。
あともう一点。
日本は公共の場でのゴミ箱が少なすぎる。
観光地のような所でも設置場所が少なく、「ごみは持ちかえりましょう」 の張り紙が多いのは
結構だけど、結局自動販売機のわざわざ空き缶しか入れられないようしてあるゴミ箱に
お菓子や弁当などのゴミが突っ込んで、溢れて、散乱していたり。
私達車中泊組は、いったいゴミをどこに捨てればいい?という話になる。
過剰包装の商品を売って売って売りまくるくせに、ゴミの処理能力が乏しい。
出るごみの事を想定して、ゴミ箱を設置してほしいと思った。
もしくは大げさな包装をやめてくれーい。
まぁ、家庭内のゴミを公共のゴミ箱にあーだこーだとか、防犯面でどーのこーのというのも
分からないでもないが、私が子供の頃は色んな形のゴミ箱がそこら中にあったけどな。
きっと、これも時代と共に変わっていったことの、一つだよね。
旅の費用は、25日間で約30万円。
主な内訳は 車両代 110,000
ガソリン代 36,000
フェリー代 22,000
高速代 6,000
宿泊代 13,000
食費 65,000
観光費(入場料) 7,000
温泉代 5,000
雑費 30,000
こんなところです。
雑費はコインランドリーとか、車内の備品、お土産など。
3人で一人あたり10万円の計算です。
予算内で収まりました。
意外に高く着いたのが食費。
予算を立てていた当初は、1日1500円でやりくりできるかと思ったら無理でした。
1日2500円の計算になる。
ドイツに比べてやはり食材が高いのと、あとビールが高い。
ドイツで1日15ユーロの予算なんていったら、毎晩ご馳走になります。
今回日本で25日間30万だったけど、この金額で車中泊の旅ならシベリア経由3か月で
モスクワまで行けるぐらいかなー、という感じです。
やっぱ、日本は高かった。
最後に、旅の期間私達の自宅となった車内の様子をお見せします。
準備に2日しかなかったので、こんな感じ。
物、物、物。 |
時間があったら、収納と住空間を上下に分けることもできたけど、レンタカーなのもあり
これが限界で。
カーテン代わりは百均の断熱シート+ガムテ。レンタカーなのでこれが限界。 |
ということで、そろそろ終わりにしましょう。
日本新発見、そして再発見。
とてもとても充実した刺激的な旅でした。
第二弾もする気満々で、今度は九州、奄美大島とかまで行くのが夢です。
そして、もう一度行きたいところは、熊野地方。
ここは近い将来、必ず。
2016年ニッポン車中泊の旅
完
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