2016/12/27

ニッポン車中泊の旅_香川県


大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)にやってきた。

遡ること1週間前にもこの付近を通ったんだけど、この日は香川県方面に抜けてゆく予定が
あり、通り道だったので、せっかくなので立ち寄ってみることに。

この日も雨だったんだよな。。。

大歩危小歩危は2億年の時を経て吉野川の激流によってできた渓谷で、自然が作り出した波を打った大理石が、彫刻作品のように私達を出迎え楽しませてくれる。

雨があがるのを待って、遊覧船に乗って川下り。






 4月の上旬だったんだけど、鯉のぼりが谷底の風でゆらゆらと泳いでいた。



この辺は妖怪の故郷といわれており、道の駅には妖怪ミュージアムが併設されていた。
行きたかったけど、閉館時間がせまっており、残念ながら立ち寄れず。

徳島県を去り、いよいよ香川入り。

事前にネットで調べておいた、オートキャンプ場に立ち寄ってみるが、意外に高くて
結局この日は、その辺の湖のほとりで車中泊。

翌日の早朝立ち寄った道の駅には、開店前から籠いっぱいの朝どり竹の子を背負った
ご老人たちが、せわしなく店へ出入りしていた。

ほかには、花束とかお弁当とか、お肉からお米まで、とにかく豊富な種類の地元の農産物が
所狭しと陳列されていた。








そして8時の開店を待って、入り口では地元の人が集まりだし、開店と同時に店内も
市場のように賑わい出した。

道の駅、サイコー。

こんな田舎の山奥でも、ご老人がまだまだ畑仕事をして、元気に毎朝品物を納めにやって来る。

値札シールには、生産者の名前も書いてあって、まさに地域の中で売り手と買い手が完結
しているという、一番シンプルな物流が道の駅では可能になっている。

もちろんそこには私たちのような通りすがりの観光客もいるわけだけど、それで潤うというのも
含めて、道の駅は魅力的な地域活性化の鍵になっていると、感心せずにはいられない。

そんなことを思いながら朝からテンションが上がり、色々散財してしまったな。

でも、こういう所で使うお金って、とても有意義で凄く得した気分になるのはなぜだろう?

高速のレストエリアで散財すると、あとで何故か悔しさみたいなものが残るのに。。。



久々の青空。

香川県にやってきた。







香川県と言えばさぬきうどんで、実は四国の旅は香川を中心に毎日うどんを食べ歩きかなと
思っていたんだけど、結局滞在したのは2日のみで、うどんも2回しか食べなかった。

うどん情報満載の雑誌まで買ったのに。

この日の午後、私達は事前に調べておいた無料のキャンプ場「橘の木総合運動公園」まで
やって来た。

本当は前日までに予約をしなくちゃいけないらしいけど、一か八かで管理事務所に出向いて
みて、今晩泊まれるか聞いてみることに。

多少いやな顔をされたけど、あとは親切に施設の事を教えてもらい、宿泊許可をもらった。

桜が満開の日で、花見をしてる人達もちらほら。

 


くり坊くんはどさくさにまぎれて、人の陣地に座り込み、ちゃっかり果物とかもらったりしていた。

少し大きいおねえちゃんとは、裸足になって芝生をかけ回っていた。

ずーーーーっと雨続きで、ろくに運動もしていなかったので、大喜びだったな。



 この日はたまりにたまった洗濯ものをコインランドリーで片づけて、スーパーへ買い物に行って
久々しっかりと料理を作った。

 公園内には温泉もあって、キャンプ場は無料ですばらしいところだった。


一夜明け、お約束のさぬきうどん。




東京の実家のすぐ近くに、「丸亀製麺」があるので、一応こういう店でのあれやこれは心得て
いた。

色々「通」ならではの食べ方もあるみたいだけど、私はいつものとおり「ぶっかけ釜玉」に
ちくわ天。

この組み合わせが、5本の指に入るぐらいの大好物。



よそとの違いとがわからないけど、普通に美味しかった。

大満足。


そうして向かったのは、直島に向かうフェリーが出る高松港へ。
旅も後半。
あと一週間を残すまでとなっていた。
 


 続

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