2013/06/19

国境を目指す8日間

4月19日。

1日早めの出発。

ドレスデンからドイツを抜け、チェコ、スロバキアの国境を超えハンガリーの途中までたどり着く。

翌日、セルビアに住んでる友達の家に一泊して、ブルガリア入り。

ブルガリアの首都Sofiaでは、社会主義時代から続く習慣の名残で、町の美観を保つことに
徹底してるらしく、夜中そこらじゅうでアスファルトの道路を洗っていた。
隅っこだけでなく、道路全体を床掃除でもするかのように。

シンティ・ロマ 風の顔立ちの人が沢山いる国。

ブルガリアまではユーロ圏なので、ちょっとドイツの先まで来たような感覚。
高速道路を走ってるだけだけど、KauflandやLidlが見えるうちは、外国気分など全くない。

3日目でトルコ入り。

EU加盟国であるはずのブルガリアと比べると、断然活気のあるトルコ西部。
経済成長がの覚しい様子が、あちらこちらから伝わってくる。
景気いいなー

そして、安心のイスラム教国家。

国境を超えた瞬間から、美しいモスクがお目見えし、しばらく走るとスーパーマーケットの
隣の草地で放牧しているおじさんとかいる。

あー、なつかしい。

そうそう、トルコってこういう所だったわー。

愛しい眼差しを車窓の外に向けながら、3年前も通ったことのある道をイスタンブールまで
今度は逆走する。

そして、イスタンブールは素通りして、黒海沿いに北上し、魚を食べたりしながら
海沿いに距離を進める。

途中で寄ったサフランボルという街では、古民家ペンションで1泊。
オスマン帝国時代の民家が沢山残っていて、世界遺産にも登録されている街。
故に、超観光地ではあるけど宿代や食事は良心的な値段だった。



そんなにトルコ観光もしていられないので、先を急ぐ。

2ヶ月もあるのに先を急ぎすぎて、まっしぐらに運転を続けるマーに苛立ちが募る。

なので翌日からは、途中で温泉に寄ったりしながらスローペースで程良く距離を進める。

ゆっくり行きましょうよ。。。ねぇ。


トルコも東の方に来ると物価が一気に下がる。

地方のロカンタなんか行けば、2人で6ユーロぐらいあればお腹がいっぱいになる。
大抵の店には煮込み料理が用意されていて、地方では特にこれを自慢にする店が多くある。

 トルコ最終日。

最東部に大きく広がるVAN湖の湖畔で1泊し、いよいよイラン入りだ!



トルコ側の国境では、出国手続きなどを買って出て、後で小銭をせがむガキんちょどもが
わんさかいる。
車窓にビッタリ張り付き、車の1歩外に出ようものなら即効で囲まれる始末。

「マニー マニー マニー!!!!」

こういうの、面倒くさいのね。

お金をもらえないと分かった少年の中には、オモチャか本物か分からないけど
銃らしきものをこれ見よがしに見せて、脅しにかかる者もいる。

こういう輩を放置しておくトルコの国境に幻滅しつつ、目の前にあるゲートの先に広がる
イランという国に多少不安を抱えながら、出発から8日目でついにイラン入りを果たすの
でした。




・・・おまけ・・・

トルコは良質な小麦の原産国でもあり、主食であるパン(エキメキ)をはじめ、
粉製品が非常に美味しい。

パン屋さんはいたるところにあるので、長距離ドライブのお供に 焼きたてのパンは
欠かせませんでした。

フランスのバケットにも劣らないエキメキ。1個で25ユーロセントぐらい。


2 件のコメント:

  1. イラン入りするこの道の写真カッコいいなぁ~
    うすーい水色と白の空
    こういう高い空の色ってひろーい大地だからなんかなぁ~
    砂ぼこりの匂いがしそう~
    わあー
    パン美味しいんだね、素敵!
    良いわね~
    旅と人生の旅と~重なるよね~

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    1. 「この先イラン」の矢印を見て、ワクワクしたよ。
      遠くに見える山を越えたらイラン。
      ここから2時間ぐらいかかったかなー

      パンねー、メッチャ美味しいの
      いつもちぎってムシャムシャ食べてたよ。
      絵に描いたようなパンだよねー


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