秘境から再び下界へ。
首都ティビリシ。
流行りのショッピングモールで、さっそく腹ごしらえ。
山から下りてきた直後で、このギャップにしばし圧倒される。
ここも、確かにグルジアなんだよな。。
洒落たレストランに入ってみる。
メニューはグルジアの定番料理が勢ぞろい。
なんだけど、私はもう何度食べたか分からない
安定のヒンカリを頼む。
そして、都会に来ようが安定の値段設定。
大好きよ、グルージア❤
食事ついでに、モールも探索したり。
ああ、文明が眩しい!!
色々とパクリ要素が多い、ジャパニーズスタイルの雑貨屋さん |
陳列!!!!! |
ティビリシには2泊する予定だったので、あらかじめアパートメントホテルを
予約しておいた。
旧市街の丘の上の住宅街にある所で、急な坂がちょっときつかったけど
町までは徒歩10分で行ける͡好物件。
車も狭い路地を何とか通り抜けて、家の前で駐車することができた。
さっそくチェックインして、とりあえず洗濯物を全部突っ込む。
ネットにテレビに洗濯機。シビリゼイショーーーン!! |
久々の街で、快適な文明生活を送ろうとおもった矢先
ここにきて、問題勃発。
車がまたしても、壊れてしまったのだ。
しかもこんな丘の上の路地裏で。
マークスはさっそく道端で修理に取り掛かっていて、そのうち近所のおじさんが
なんだなんだと集まり出して、電源や工具を貸してくれる人まで現れた。
結構な時間作業をしていたけど、夜になり食事をするために町へ繰り出す。
夜の街を散策しながら、事前に調べておいたお目当てのレストランへと向かう。
しかし残念ながら満席で1時間待ちと言われたので、仕方なく他を探す。
さすがグルジアの一大観光地だけあり、大体どこの店も満席。
しかもほぼ100% と言っていいぐらい、グルジア料理の店が殆どで
テナントに入ってるレストランすべてがグルジア料理とか、普通にある。
どこに行ってもグルジア料理なので、初めて来た人にとっては何をもって
決めていいのかもわからない。
それもあってか、メニューを持って声かけてくる客引きがめちゃめちゃ多い。
店探しにくたびれ果てた私達は、もうどこでもいいやと言うことになり
客引きの一人に誘導されて、レストランに入った。
雰囲気はいい店なのだけど、客席3割増しぐらいでとにかく密度がすごい。
その密度の中で、息子がいきなり愚図りだして大泣き。
なんと、この店には「ヒンカリ」がなかったのだ。
夜も10時を周り、空腹の絶頂の時に食べようと楽しみにしていたものがない。
分かります、それ大人でも、涙もの。
息子の機嫌は珍しくなおらず、周囲の視線も痛くなってきたので
注文を取りに来る前に、勝手に店を出てきてしまった。
そしてこの夜はアパートに戻り、パンとサラミで終了ーー。
残念な夜だった😭
翌日。
朝一で車の修理に取り掛かるマークス。
午前中に何とか終わらせたかったらしい。
私と息子は街へ繰り出し、その辺で買い食いしたりして時間をつぶした。
しかし、午後になっても車はなおらず、結局近所のおじさんの案内で、
部品を交換してもらえる工場へ持ち込むことになった。
私は私で行きたいところとかあったので、午後は1人で別行動。
なんだかで久々の1人時間。
ここでももちろん、国立美術館にあるピロスマニの常設展へ足を運んだ。
心ゆくままのんびりと鑑賞た後は、道端の青空書店で立ち読みしまくり、
無駄にデパートやスーパーに入って物色したり、小洒落たカフェに
入ってみたり。
夫子供付きだったら絶対できないことを、ここぞとばかりにして満喫した。
家族といえども、1カ月以上も毎日24時間ずーーーーっと一緒にいると
正直息が詰まる時もある。
こういう息抜きがある時はいいけど、無い時私は皆と同じ空間にいながらも
さーーーっとシャッターを下ろして、突発的にに自分空間に沈没するという、
一緒にいる人からしたら、とんでもなくイヤーな癖がありまして。
喋りたくもないし、声とか聞きたくない時もあるほど。
1日か2日、
こっちが開くまで放置しておいてくれればいいだけで、家族はもう慣れたもの。
そういう時間がないと、こういう旅はホント無理で。
なのでティビリシの一人時間は、ものすごく満たされました。
街散策も面白かった。
そういえば、トルコから来ているというお兄さんにナンパされた😆
私が日本人だというと、友達のいとこが日本で仕事しているとか
日本について知ってる事を色々語り、親日っぷりをアピールしてくる。
私も暇だったので立ち話すること5分ぐらい。
すっごく楽しく話してくれてたのに、夫と子供と旅行中だという事を知った途端
「じゃあねーー」と 去って行った。
分かり易っ!
この旧市街の裏路地のボロ家は、9年前と同じ姿のまま佇んでいた。
中心部はどんどん近代的に開発されていく中で、今も変わらずこういうところが
あるのには、ホッとしたな。
こんなボロいのに壊さないのにも、もしかしたら何か理由があるのかも知れない。
これは、グルジア名物「チュチュケラ」屋さん。
ナッツ類に数珠状に糸を通し、色々な果汁と小麦粉を煮立てて混ぜたペーストの中に
ポチャンと入れて、引き出すとこういう食べ物が出来上がります。
なんのこっちゃ、だね。
これは今ではとても有名なスポットらしい、時計台。
インスタ映えするに違いない。
これは9年前には無くて、このエリアの変わり様には驚いた。
夕食は下見しておいたヒンカリの専門店にみんなで行って、トワ坊大満足。
あっという間の2日間。
明日はいよいよ、ティビリシに来た目的でもあったグルジア的収穫祭
「ティビリソバ」に行く日。
それを最後のハイライトとし、グルジア滞在もあと3日というところまで
迫っていた。
続
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