2014/01/07

ブルザ、楽しい街歩き

 新年明けましておめでとうございます。
体調不良でしばらく放置していた旅日記ですが、ぼちぼち再開します。

・・・・さて私たちがやってきたのはブルザ。


 ブルザという街は、マルマラ海を挟み北にイスタンブルがあり、南に位置するのが
このブルザ。

帰り道イスタンブルにも寄って行こうかという話にもなったんだけど、先日滞在していた
モフリスの家のテレビで、痛々しいデモの様子が1日中流されていたのを思い出す。

そう、記憶に新しいタクシム広場のデモである。

このデモで、旅行プランが台無しになったと怒り狂う観光客の姿も映しだされており
これは避けたほうが懸命ということで、マルマラ海を南に迂回してトルコを出国する
ことにした。

さて、ブルザ。

トルコで最後になる買い物をするためと、出湯の町としても有名らしく
温泉につかろうということでやってきた。

まずはバザール近くで宿をとる。

2009年版のトルコのガイドブックを持参していたんだけど、日本のガイドブックはホントにすごい。

宿の場所、その近くの駐車場、周辺にはなにがあるか、そこでの食事はどんなものが
お勧めが、一通りみっちり書いてある。

だから、無駄なくリスクなくキッチリくまなく周れるという、時間のない日本人短期旅行者には
打ってつけの1冊だ。

本をなぞりながら旅行するのが好きな人がいれば、それを毛嫌いする人もいる。

私は別に本人が楽しめればいいと思ってるので、そんなのはどっちでもいい。

物は使いよう。

ということで、街歩きにはガイドブックが大いに役立つ。

 この日もその本に載っていた、オスマン様式の古民家ホテルで一泊。

ホテルの向かいに源泉を引っ張ってきているというハマンがあったんだけど、この日は
男性の日だったので、私は仕方なくあきらめる。

マークスは熱々のお湯を楽しんだようだった。

ハマンの値段も8ユーロぐらいになっており、西に来るにつけ物価が上がってきていることを
実感する。

 



翌日、モスクの周りをぐるりと囲むように広がっているバザールで買い物。

バザールは、いつ来てもテンションがあがる。

スモールイスタンブルとも呼ばれるベルリンに、トルコマーケットという週2回開催される
トルコ食材やら日用品の市場があるんだけど、そこと比べると何十倍もの規模。

本場のトルコバザールは、悪く言えばドイツのように衛生管理が徹底してないけれど
よく言えば、それがいかにもバザールらしい。

アジアの活気あふれるバザール。








 この日は、スパイスやら石鹸やら、残りの旅路用の食材、それにトルコの調理器具など
いろいろ買ったなー。

一番のお気に入りは、ギョツレメ用の鉄板。



火の上に直接乗っけてユフカを焼く用の鉄板です。

この鉄板欲しさに金物屋に立ち寄ったら、向かいにあったケバブ屋に呼び止められ
まずはお茶を頂き、そしたらついでにお店自慢のチキンケバブとアイランをご馳走してくれた。

そんなに観光客が珍しいところでもないのにね。

何なんだろうと思う、トルコ人の優しさ。

前にも書いた通り、ドイツにはトルコからの移民が沢山いるんだけど、なんでこんないい国を
去る必要があるのか、私には謎だ。

そりゃどこの国にも影の部分と言うのはあるだろうけど、特に今トルコは経済発展も目覚しく
ユーロになんか加盟しなくったて十分やってゆけるぐらいの豊かさがある。

しかも、そんな近代化してゆく中でもトルコ式のホスピタリティー、人情というものが都会でも
山村でも満遍なく残っているというのが私の印象だ。

西洋並みの経済基盤がありながら、アジア人の精神がちゃんとある国。

完全に西洋化されてないのもまた魅力。

ていうか、されるわけがない。
国民の愛国心の度合いがはるか違う、例えば日本やドイツと比べると。

うすうす分かっているのは、きっとわたしドイツよりトルコの方が合うかなと言うこと。

いつかトルコに移住、、、、、なんてことにはならないか。。。。

まぁ、これも人生ね。

トルコ褒めも程々にしておいて、次に私たちが向かった先はモフリスのお父さんに
教えてもらったオススメ温泉がある街、ギョネン。

今度こそ温泉!



 



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