2009/05/19
GO TO CHITA
先週の月曜日からチタという所へのロングドライビングが始まりました。
例のヨシキンが住むハバロフスクからチタまで2000キロ!!
距離表示のある看板に 「Chita 2000km」って書いてありました。
2000キロって距離が標識に存在するデカイ国に来たんだと実感しました。
でも2000キロ行っても、まだモスクワまでの距離の半分以下だし。。。
勉強不足なもんで、ロシアの端から端が何千キロなのか分かりませんが、
じゃあ「日本の45倍」っていわれても、どこをどう45回掛ければこんなデカイ国に
なるんだかおよその見当もつかず、何かと比べることはかえって頭ん中でロシアがドンドン
デカクなっていくだけなので、2000キロを想像するのはやめにしました。
1週間たった今日、チタまであと300キロまでのところに来ました。
今まで来た道の半分がいまだに工事中のジャリ道で、まったく同じ風景が100キロぐらい
ずーっと続く。
今日も明日も明後日も同じ風景、そのまた次も・・・
完全にループ状態で、時間が止まったんだか、もしくは何処かに戻って
しまったような錯角に陥ります。
まあ、でもそのうち着くのでしょうね。
景色の9割以上は両サイドに白樺と針葉樹の森。
あとはモリモリ雲と、近くても50キロごとにポツポツ見つける小さな集落。
今日やっと、森から大地系へと風景が変わりました。
二日に一回見掛けるのは親指を立てて道の右サイドに立つ白いパンツの彼。
ヒッチハイクで横断を試みているのでしょう。
拾ってもらっては、降りてまた乗ってを繰り返している彼に今日二日ぶり3度目の
再会。
毎度見掛けるたびに乗せてあげられないのが何とも心苦しいです。
(座席がないもんで・・・)
このシベリアという地はどうしようもなく広大で、なんと言ったらいいいのか
静かすぎて、不気味さを感じる。
春が訪れているんだけど、さわやかな感じににも靄がかかる。
どんなに荒々しい風景や川や森を見ても、春だから咲くんであろうかわいい花を見ても
なんだか、すべてがとっても暗い。
どんなに天気が良くても、どんなに川の水面がキラキラ光っていても、表面のみが
取り繕ろわれてるような。
考えすぎか。
疲れているのかな。
空気がそう思わせる。
何かが染み付いているような感じ。
見たことないけど、このシベリアという土地が絶対に避けて通れない
長くて深い冬、そしてあまり詳しく知らないけど、この国の暗くて残酷な
歴史のオーラみたいなものが、私が見る風景のほとんどを暗く重いものへと
変えてゆくようです。
私が今いるところの近くまで、戦時中日本兵が出兵してきたらしい。
こんな遠くまで、よく来たと思う。
そういうのもあって、マーカスと戦争や歴史の話をする。
ドイツ人もかなりひどい目にあったらしい。
さらに今日は雪が降った。暗く寂しい一日だったな。
なんか、やっぱ疲れてるな。
シベリアは私の想像以上にやっぱりシベリアだった。
深い、暗い、静止の大地。
そんな暗い日々でしたが、うまくいけば明日チタにつきます。
久しぶりに大きな町で、どんな人と出会いがあるのか楽しみです。
あと、携帯電話そのまま旅行中は解約せずに使うことにしました。
なにかあったら、携帯に連絡ください。
今のところ意外と普通に使えます。
あと、このブログはメールで記事書いて更新してるんだけど
この前実際の画面みたら字が超でかくて、文とか飛び飛びで
すごいことになってるね。
なんでかわかんないけど、気にせず読んでやってください。
コメントもらえると、ヒジョーに嬉しいです。
それと、以下GPSで記録してある泊まったところです。
実は全ルートと、停泊地点をパソコンに記録してあります。
興味があったら、GOGLE MAP で見てみてね。
ダスヴィダーニャ またねー!!
N 53.33073°, E 126.15925°
N 53.53639°, E 119.48116°
N 53.53639°, E 119.48116°
N 52.18051°, E 116.27874°
(これをコピペするだけだよ)
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6です。
返信削除お元気そうでなにより。
日本は、というか世界的に新型インフルエンザでみんなビビッてます。マスク率高い今日このごろ・・・
私は相変わらず酔っ払ってます。
東京→国分寺までの電車で物思いにふけってます。
Big Fat Cat読んでます。
英文の理解は意外に簡単ですね。
しゃべれねーけど。
まだ一ヶ月そこそこですが会いたいです。
世間に毒づくような男になってます。
俺は寂しい人生はおくりません。
ギターのJOEのおなかはパンパンです。
Take care of yourself!!
Love,6