2015/10/19

東欧旅行記_ポーランド7(Masuren)

ドラクエ城を訪れ、その後数日は大雨の日が続き、その辺で寝泊まりしながら地道に
距離を進めた。

途中見かけた、ちょっと趣味の悪そうな教会に立ち寄ってみる。

ポーランドはカトリック信者が多い国。

宗派がどうこうとは別にして、カトリック教会は特に、あの無駄な豪華さ派手さや、ゴチャゴチャ
っぷりをちょっと覗いてみたいという好奇心があり、寺巡りをするような感覚でよく立ち寄る。


だって、このピンクだもの。見るからに、、、、



やっぱり中身は見た目を裏切らなかった。









ああ、もうキラッキラのゴッチャゴチャ。

余白の美意識というのが全く感じられないのも、ある意味すごいなと。
そんなもの、こんなところに求めてもいないけど。

「す、隙間がない、ワーオ」

という、どうでもよい感想をいつも残し、立ち去るのです。

見る目がない人から言わせれば、こんなものです。


あ、さて

天気も回復しつつあったある日、ポーランド北部のマズーリィ地方に移動し湖や川の近くで2日
程過ごす。

ここも自然豊かなレジャースポットが点在する地方で、とにかくすごい人。

川ではカヌーの渋滞ができていたほどだった。

湖畔のキャンプサイト。白鳥さんは常連客



かわいいんだけど近づくと「フヲォォォォォォ」と威嚇されて怖かった





ここのキャンピングも9割はドイツ人で、前後と右はドイツ人に囲まれた。
ちょうどこの日、キャンピングに着いた瞬間に車が壊れてしまい、ここで直せなかったら
次に移動できないという難問にぶち当たってしまい。
しかし、ここはドイツ。
あ、ちがった。
ポーランドだけどドイツ以上にドイツ人密度が濃いポーランドのキャンプサイト。
ドイツ人キャンパーの修理技術、知恵と経験が集結すれば、そんな問題なんのその。
修理しているマーを覗きにオジサンたちが来ては、あーだこーだのアドバイスをもらい、
車の故障なんて、ものの数時間で直りました。
マーが車の修理をしている数時間、私はたまってる洗濯物や昼食作りで手が塞がっていて。
くり坊くんはしばらく放置状態で芝生で一人遊びをしていたんだけど、唯一左隣にいた
ポーランド人ファミリーキャンパーの10歳ぐらいの娘さんが、ずーっと面倒を見ていてくれた。
彼はホントに人見知りをしない子なので、良く言えばこういう時はホントに助かる。
外食しに行っても、ウェイトレスのお姉さんがキッチンにくり坊を連れていって遊んでくれたり
そのおかげでゆっくり食事もできたし、お土産屋のおばちゃんと店番したり。
この日もお姉ちゃんにだっこされて、連れまわされていたっけ。
悪く言えば、だれにでもホイホイニコニコついて行ってしまうので、注意が必要。
ガードがゆるすぎて、隙だらけ 笑
翌日さよならする時、くり坊をもう一度だっこしながら女の子の目にうっすら涙が浮かんでいて、
こっちまで泣きそうになった。
あの子はきっと将来、いいお母さんになるよ。
そんな思い出が残ったマズーリィ地方。
私たちは首都ワルシャワに向かう途中のガソリンスタンドで一泊し、久々の大都会へと
滑り込んだ。

続 

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