砂漠に向けひた走る事数時間。
途中腹ごしらえの為に寄った小さな街で、食堂を探して暑さの中トボトボ歩いていると
通りかかった売店からおじさんが出てきて、ジュースと菓子パンをくれた。
「暑い時はね、これ食べたら元気出るから持ってきな!」
めちゃめちゃケミカルな味がするつぶつぶオレンジジュース。
だけど、こんな気さくな優しさがうれしいのね、イラン。
食堂もなんとか探し当て、しばらく車中泊になりそうだから野菜や食料を買い求めて
その後もひたすら砂漠に向かう。
景色はすでに荒野の大地に移りかわり、車はいよいよカヴィール砂漠へと突入していた。
地図を見ると、砂漠の真ん中に1本だけ北へ抜ける道がある。
写真のように、殆どの部分がアスファルトで舗装されていてアクセスは比較的簡単。
しかし、真っ直ぐな道があるとどうしても脇に逸れてみたくなる私達。
砂漠でこういう事をするのは、あまりよろしくないのだけれど、この大きな1本道までの
記録をGPSにちゃんと残しておいて、逸れてみる事にした。
こんなの見ても誰も分からないとは思うんですが、ざっくりすぎる感じでいうと、これから
お見せするのは、カヴィール砂漠を北へ走り、右に逸れたところにあった場所です。
なんていう名前?
場所はどこ??
それは私達もわかりません。
そんなことよりも、着いたところがこんなところだったという奇跡。
脱線した道の先にあった、素晴らしく幻想的な砂漠の世界。
なにはともあれ、写真をば!
しばらく走っていると、景色が開けた感じになってきて遠くにうっすらと何かが見えてきた。
「砂丘だ!!」
今日から砂漠らへんを通るとは知っていたけど、まさかまさかの砂丘のお出まし。
とりあえず写真下の黒丸で囲ってある建物らしきものを目指してひた走る。
もうここから道はない。
ただただ直進するのみ。
そしてそこにあったものは・・・・
全く人の気配がしないカヴィール砂漠。
このわき道に逸れた数時間の間は、人っ子一人見かけることがなかった。
こんな所にこのシェルターがあるってことは、きっと遊牧民がどこかにいるのかも
しれないし、観光シーズン中だったら、観光客が砂漠ツアーなんかで来てもおかしくないところ。
しかし、だーれもいなくて、でっかい大地にただ二人ぽつねんと取り残されていて
広所恐怖症とでも言うのでしょうか。
とてつもなくデカすぎるところにいる自分が、とてつもなく小さすぎて、なんだかソワソワ
した感じになってくる。
この日もけっこうな暑さで体力を消耗していたので、この涼しげなシェルターで一休み。
水をたくさん飲んで、干乾びない準備を整えてから少しばかり眠りに落ちる。
この先にあった砂丘のお話はまた明日。
続
途中腹ごしらえの為に寄った小さな街で、食堂を探して暑さの中トボトボ歩いていると
通りかかった売店からおじさんが出てきて、ジュースと菓子パンをくれた。
「暑い時はね、これ食べたら元気出るから持ってきな!」
めちゃめちゃケミカルな味がするつぶつぶオレンジジュース。
だけど、こんな気さくな優しさがうれしいのね、イラン。
食堂もなんとか探し当て、しばらく車中泊になりそうだから野菜や食料を買い求めて
その後もひたすら砂漠に向かう。
景色はすでに荒野の大地に移りかわり、車はいよいよカヴィール砂漠へと突入していた。
地図を見ると、砂漠の真ん中に1本だけ北へ抜ける道がある。
写真のように、殆どの部分がアスファルトで舗装されていてアクセスは比較的簡単。
しかし、真っ直ぐな道があるとどうしても脇に逸れてみたくなる私達。
砂漠でこういう事をするのは、あまりよろしくないのだけれど、この大きな1本道までの
記録をGPSにちゃんと残しておいて、逸れてみる事にした。
茶色の点がYazdから砂漠を通りSemnanという街まで抜けるルート |
お見せするのは、カヴィール砂漠を北へ走り、右に逸れたところにあった場所です。
なんていう名前?
場所はどこ??
それは私達もわかりません。
そんなことよりも、着いたところがこんなところだったという奇跡。
脱線した道の先にあった、素晴らしく幻想的な砂漠の世界。
なにはともあれ、写真をば!
道を逸れれば舗装されてないガタガタ道が始まり・・・・ |
景色もだんだん険しくなってくる。 |
道らしき道もだんだんなくなってきて、だけど貯水用と思われる建造物があり・・・ |
しばらく走っていると、景色が開けた感じになってきて遠くにうっすらと何かが見えてきた。
「砂丘だ!!」
今日から砂漠らへんを通るとは知っていたけど、まさかまさかの砂丘のお出まし。
とりあえず写真下の黒丸で囲ってある建物らしきものを目指してひた走る。
もうここから道はない。
ただただ直進するのみ。
そしてそこにあったものは・・・・
またまた貯水用のシェルター |
全く人の気配がしないカヴィール砂漠。
このわき道に逸れた数時間の間は、人っ子一人見かけることがなかった。
こんな所にこのシェルターがあるってことは、きっと遊牧民がどこかにいるのかも
しれないし、観光シーズン中だったら、観光客が砂漠ツアーなんかで来てもおかしくないところ。
しかし、だーれもいなくて、でっかい大地にただ二人ぽつねんと取り残されていて
広所恐怖症とでも言うのでしょうか。
とてつもなくデカすぎるところにいる自分が、とてつもなく小さすぎて、なんだかソワソワ
した感じになってくる。
砂丘に行く前、日差しが落ち着くまで休むことができたありがたい日陰処 |
この日もけっこうな暑さで体力を消耗していたので、この涼しげなシェルターで一休み。
水をたくさん飲んで、干乾びない準備を整えてから少しばかり眠りに落ちる。
この先にあった砂丘のお話はまた明日。
続
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