2013/04/17

車のお宿


出発を2日後に控え、そろそろ準備が完了するところです。

車の中はこんな感じ。


このあと、隙間という隙間に物が詰め込まれます。



車の中で寝られるようになってます。

以前は屋根にテントを積んでそこで寝ていました。

広くて快適だったんだけど、大自然の中の荒れ狂うような雨風には
当然ながらとても弱く、それに移動しながらだと毎日開けたりしめたりするのが
面倒くさかった。

そして、目立つのなんのって。

だから、人がすぐに寄って来たりで、それも面倒だった。


こうやって、どこでも家みたいでよかったんだけど。。。

 車中泊仕様にしてからは、車旅が断然楽になった。

どこでも寝られるし、しかも車内で料理までできるようになり、これで雨の日も大丈夫!


どこでもお宿ができるおかげで、私たちの旅は9割が車中泊。

どうしても天候が悪いとか、どこかに泊まりたいという時以外は、
ここで寝泊りする。

料理は2口の小さいガスコンロでするので、毎回けっこうちゃんとしたものを作る。

その国のその土地の食材を使って何かを作ることは、旅する時間になくてはならない
ひと時だ。

洗濯はキレイな川があるところでして、お風呂はちゃんと入るのは週に1度ぐらい。
誰かのお家で借りたり、ホステルに行ったり。
それでも風呂にありつけない状況にある時は、やかんでシャワー。笑

いいのいいの、一生風呂に入れないわけではないんだから。。。

イランはなんと、温泉が各地にあるらしいので、ちょっとした湯めぐりの旅にも
なりそう。

トルコにはハマンがあるし、 今回の旅は風呂に困ることはないでしょう!

それにしても、イランでの地震のニュースが気になるな。。。

マークスは「もう2回もおきたんだから、落ち着くでしょ」なんていってるけど
地震の怖さを知らないな、おぬし。。。

2013/04/12

イランでの服装は?


出発を来週に控え、やること盛りだくさんな今日この頃。

昨日はライプチヒまで出ることがあったので、ついでに旅用の買い物を
全部済ませてきた。

準備をしていて思うんだけど、今回の旅でちょっと厄介なのがイランでの服装。

イスラム国家のイランなんだけど、宗教上の決まりで女性はスカーフで
頭を覆わなければならないらしい。

それは大体のイスラム国家でも一緒なんだけど、イランにおいては外国人の観光客も
例外ではなく、全ての女性にスカーフで髪を隠す事が義務付けられている。

 なのでイランビザ用の証明写真も、スカーフを被って撮影した。

服装は肌が見えてはいけないし、体の線がはっきり見えるのはダメ。

という決まりはあるものの、どの程度までいいのかというのも人によりけり。

街には服装警官みたいな人がいて、服装が乱れてる人は注意されたりするんだそう。

中学校の風紀委員会のようなものだ。

色々調べているんだけど、髪の毛がちょっと出てるだけで注意された
日本人がいるかと思えば、スカーフは乗っけてるだけみたいな、
ギリギリの所を攻めているイランギャル(?)もいたりする。

実際はどこまで許されるのかは分からないけど、昨日は一応大きめのシャツとか
首元があまり開いてないロンTを買ってみたりした。

私の中のイラン人女性の普段着イメージはこうだ。
(画像はお借りしてます)


 チャドルという黒いマント。

これを着ている女性が街中に溢れるイメージ。

だけど、これをみんなが着ているいうことは、これさえ着ておけば風紀的にはOKと
いうことだから、へんなお洒落欲は捨てて、これ1枚買ったほうが早いのではないかと
思ったりもする。

その辺は現地で判断しようと思います。

それにしても、イラン人女性。
家族や同姓の友達との間では、スカーフもチャドルも脱ぎ捨て自由なんだろうけど
彼女たちのお洒落欲というのは、どこで満たされるのだろう??

それとも、決まりは決まりで守っているけど、すっごいスレスレのところで
チャドルとか改造していたり、アレンジ効かせていたり、ちょっとだけ短くしてみたりしてんのかなぁ?
(校則が厳しかった中学校の服装規定のことを思い出すんだよなぁ・・・・)

あの黒いチャドルの意外なスタイリングとか、下はいったいどうなっているのか、
とか・・・

気になる事満載です。

2013/04/09

イランはどうなの??

「4月中旬から旅にでるよ」

「どこに?」

「イラン!」

「・・・・・えー、大丈夫なの???」

きっと危ないんだし、わざわざ行くところでもないというのが大抵の人の意見です。

世間一般ではイラン=危険という見識でしょう。

だけど私は、限定された世界で一方的に垂れ流される情報よりも、
実際にイランという国を旅して見て、 聞いて、人々に触れて語られる情報を
信じます。

イスラムがテロリストだという浅はかな考えは毛頭ないし、
むしろイスラム圏ほど(国によるが)安全な国、旅人に優しい国は他に
あるのだろうか、というのが私の経験に基づく認識です。

イランが危ないといわれてるのは、核兵器開発で国際社会から敵視されている
というだけで、そこに暮らす人々や治安が悪いなどという事とは到底結びつかない。

。。。。と、思っています、今は。

でもこれも行って見ないとわからない。

分からないから、この目で見てみたいのです。

これが、イラクに行くとか、アフガニスタンに行くというなら話しは別です。
そこも実際は危険じゃなかったという旅人の話も聞いたことはありますが、
私達はべつにチャレンジャーではありません。(よく勘違いされるけど)

日本からの大陸横断は確かにチャレンジでした。

だけど、あの経験があってこそ見つけられた、今の旅スタイルです。

車で行くのは、陸路の旅に魅力を感じるから。
あとはいつでもどこでも自由に身動きできるから。

そんなシンプルな理由があるだけです。

大きな大陸、繋がってる大陸のどこかにまだ見ぬ世界がたっくさんある。

陸路で行こうとおもえばどこでも行けるというのは、島国の人間からすると
あまりピンとこないけど、ものすごく夢のある話です。

目的地まで向かう間の景色はもちろん、言葉、人の顔、街の匂い、気候
家の形、食べ物や服装。。。。

挙げたらきりがないけど、そういうものの移ろいを感じながらゆっくり進んでゆく。

これもまた旅の醍醐味。

飛行機でひとっ飛びとはまた別の、大分味わいの違う旅になります。



イランまでの道のりは約4000キロ。

まだ細かいとことまで詰めてないけど、指先で確認。

「どうやって行く?」

「こー行って、ここ通って、こうかな・・・」

地図の上をピューっと指でなぞる。




 昔はこんなこと信じられなかった。

世界地図をみて、「環八から井の頭入って・・・・」ぐらいのノリで
道を決めてゆくというマーの軽さが。

しかし、夫婦とは似てくるもので、今となっては私もそんなノリだ。

国を横断する道路というのも、道のクオリティすら違えど、
結局は世田谷区から杉並区に入ってゆくのと同じぐらい、当たり前だけど
どこかでちゃんと続いていて、行きたい所に着くようになっているのだ。

日本では考えた事もなかったけど、ドイツに住んでとても実感する。

だからなおさら陸路で行きたい。

だって、家の前の道路がどうにかこうにかして、イランへと続いているんだから!

そんなわけで、予定としては2週間ぐらいかけてイランまで行って、
イランで1ヶ月過ごし2週間で帰ってくる。

そんな感じになりそうです。

余談ですが、ドイツからイランへは黒海をフェリーで渡り、
グルジアに入ってそこから1日もあれば到着という最短プラン(地図上の青い線)も
あったんだけど、昔カスピ海を渡った時の体験がトラウマになっているので、
完全陸路で行く事にしました。
 
 既製のガイドブックは持ってゆかないと決めているので、
今週はMYガイドブック作りの日々になりそうです。

2013/04/08

ブログリニューアル&今年の旅のこと

お久しぶりの旅ブログ!
3年ぶりに、過去の旅記事などを色々合体させたりしてリニューアルしました。

Japan to(2) Germany
もともとは、自分の日本~ドイツへの引越し車旅をきっかけに立ち上げたブログですが、
その後もちょこちょこと旅を続けているので、私の思い出整理、回想録的な役割も含め
またまた復活させることにしました。

旅に関する専用のブログなので、日々の雑記はこちらには書きません。

日々のブログはこちらでどうぞ

ということで、このリニューアルに伴い、最初にやってくる旅のお話はこちら。



 イランです。

4月20日ごろからイランに行きます。

今年はちょっと長めに2ヶ月の車旅。

日本から乗ってきたランクルはまだまだ健在。

私はともかく、マークスが2ヶ月も有給がとれる事がすごい。
どうやって取ったかって?
答えは簡単。
去年消化してない分と、今年の分を合体!

そこを一気に合わせてしまう図々しさもすごいし、ある程度役職がある人が
2ヶ月休みを取っても誰も咎めることなく、会社がまわっていくという
ドイツの社会システムに、いつものことながら感心する。

実は今回の旅。
今年2ヶ月休みを取るというのは去年の時点でもう決まっていて、本当は日本を旅する
予定だった。
いつもながらの車旅で、安い車を日本で買って、西日本、九州、四国をグルッとまわって、
最後は車を売るなりあげるなりして帰ってこよう、という計画が8割方決まっていた。

しかし、予定は変更。

イランという国は頭の片隅にずーっとあって、いつか行ってみたい国だった。

ついでに言うとシリアも。

日本~ドイツの車旅の途中で、実はシリアもイランも行こうと思えば行けた。

だけど半年以上の長旅で疲れていたので、次の楽しみにしてまた来ればいいかと決めて
グルジアからトルコに入った。

その後始まった、アラブ諸国の民主化運動。

未だ内戦が続いているシリアの破壊っぷりは凄まじいもので、いつか行ってみたいと
思っていた美しい都ダマスカスも、もう見ることは出来なくなっちゃたのかな ?

そう思うと、なんでこの前行かなかったんだろうという悔しい思いでいっぱいだった。

今回のイラン行きはそんな思いが強かったからというのもある。

イランという国は、核兵器開発の件で以前、世界で最も悪名高い悪の根源である男が
「悪の枢軸」などと言い放ったおかげで、国際的にも問題になってる国の一つ。

そして、またいつの日かお節介野郎のアメリカが、イランを叩きにかかる可能性も
ないとは言えない。

5年10年先、日本は変わらずあるだろうな。
超便利な高速道路もバンバン出来て、快適な移動が約束されている国。
子供ができたら、いつか一緒に周ったっていいわけだし。

イランは・・・・?

潰されるのが前提という訳でもないんだけど、
万が一シリアみたいにぶっ壊されるようなことになる前に、
是非行っておこうという事になったのです。

という事で入国と滞在に必要なイランビザ。
6月に大統領選を控え、警備や外国人の入国審査が厳しくなる中で、取れるかどうかも
分からなかったんだけど、けっこうあっさり取れたので、晴れて行き先決定!

ちなみにもしビザが取れなかったら、東欧めぐり2ヶ月というのを予定してました。

昨日あたりから車の整備や準備に取り掛かり、やっとやってきたドイツの春と友に
旅ムードを盛り上げております。

いいねー、この出発前のワクワク感と、今か今かと待ちきれないこの感じ。
散歩に出かける前の犬のように、楽しみすぎてテンパって回転しそう!

明日が早くやってこないかなー。

今日のところはこの辺で。

ところで、「なんでイラン?」とけっこう渋い顔で良く聞かれるんですが、
その辺のことはまた明日にでも。



2013/04/05

ただいま工事中

旅のブログを久々にまとめようと思ってます。


工事中です。

リニューアルまでもう少しお待ちください。