おひさしぶりでございます。
金曜日に無事に戻ってきました。
片付けもひと段落したので、ブログ再会しまーす。
この1ヶ月半、パソコンを開いたのはたったの1度だったので
前の旅日記みたくタイムリーではないんですが、旅の思い出が色あせないうちに
何回かにわたって書いてみようとおもいます。
旅日記を書くことも、旅の楽しみの一つだもんね。
さてさて
今回の旅は、ドイツ発。
フェリーで車を運んで、モロッコの面白そうなところを周ってみて、戻ってきて
走行距離約7000キロ。
1ヶ月ちょいだったけど、結構走ったねー
着いた当初は特にルートは決まってなかったんだけど、まぁなんとなく
気温にあわせて移動していこうということで
8月中旬~後半→猛暑時期なのでアトラス山中にこもる
8月末~9月上旬→気温がちょっと落ち着いてきたころに砂漠方面にいって、
そのままアトランティックの海沿いに移動し、ゆっくりと海岸を沿って北上
9月中旬→少しは涼しくなってるはずだから、街歩きが出来るほうへ移動
こんな感じで大まかに予定を立てて、あとは風まかせ。
ずっと憧れだった未知なる国、モロッコ。
実際行ってみて、印象がガラリとかわりました。
初のアフリカ大陸。
熱かった。
そして、しんどかった~
ではでは、旅日記はじまりです。
相変わらず、長くダラダラ書くと思うけど
しばらく、お付き合いくださいまし。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はじまり
8月12日 21時
長い間夢見ていたモロッコへの旅。
準備万端!! BAMOS!!!!!!!
(3回ほど忘れ物取りに帰ったけど)
夜のオートバーン。
走れる所まで走って、1時ごろ就寝。
今回はどこでも宿仕様のランドクルーザー。
初の車中泊は、なかなか快適だった。
翌日は友達が住むスイスのBERNまでロングドライビング。
久々の再会もつかの間、1泊だけさせてもらい、翌朝早くフランスの
モンペリエ方面に向けて出発。
10時間ぶっ通しドライビングの末、マルセイユに住む友達と
船が出る港町「SETE」というところで落ち合う。
翌日は船が出る夕方まで、ビーチでのんびり過ごし
夜7時、友達たちに見送られ船は定刻通りSETEの港を出港した。
船の中はすでにもう、モロッコだった。
モロッコというか、モスレマンの世界。
さっきまでラフな洋服姿だった男達は、ジュラバ(体がすっぽり隠れ、
くるぶしまである男版ワンピースみたいなもの)に着替てる人がたくさん
いた。
夕食の時間になり食堂へ向かうと、お祈りの合図が大音量で
流れているにも関わらず、がつがつ食べてるおじさんたちがたくさんいた。
ラマダンの1日が終わったのだ。
ラマダンとは、モスレムが年に1度行う断食月のことで、日の出から、
日の入りまで食べ物、飲み物、タバコも一切絶つという習慣だ。
今回の私達の旅の半分はこのラマダンの月にあたり、モロッコの
人たちがどうやってこの苦行ともいえる日々を過ごすのか、興味深い
ところでもあった。
そして、この旅の始まりのその日から、興味津々な場面を目の当たりに
することになる。
夕食はハリラという豆のスープに丸いパン、ナツメヤシにゆで卵といった
とてもシンプルな食事だった。
もちろん、たっぷりの水も大切な食事の一部。
ラマダン中は、どこにいってもこれが定番らしい。
長いこと空っぽだった胃に初めて流し込まれるのは、
生温く体に優しいスープだというわけだ。
旅行者である私達にも、同じメニューが配られた。
ちょっと物足りない気はするけど、普段なかなか食べられるものでは
ないので、ちょっと得した気分。
食事が終わりお腹が満腹になった人たちはラウンジに向かい、
今日初めての一服やチャイやコーヒーをこころゆくまで楽しんでいた。
このあと、この人たちは夜の12時にもう1度本気の食事をして、
そのまま寝てしまい、また断食の長い1日を迎えるのだという。
果たしてこれがほんとに体にいいのかは謎だけど、空腹を極限まで
体験することで貧しい人の気持ちを知り、その後の食事で食べ物に
本当に感謝することができる。
そういう気持ちを忘れないために、世界中にいる何億人というイスラム
教徒達が、同じ時期にみんな腹ペコになっているかと思うと、
尊敬せずにはいられない。
しかもこの暑い中。。。。
私達はラマダン実践者ではないけど、人前で飲食するの極力控えた。
そんな決まりはないんだけど、なんとなく申し訳ないよう気がしてきたからだ。
そうして腹ペコな人たちと2日間、のんびりすぎる時間を過ごし、
予定より1日遅れてモロッコへ到着。
どんだけ遅れるんだって話。
まー、着いたからいっか。
って、自分達の時間の感覚も、すでにユルユルになっていた。
到着後は車内の点検もなく、あっさりと簡単に上陸。
港のゲートを出たところで、早くも勝手に誘導して金くれボーイや、
たかってくる人達がいた。
モロッコって、そういう所だというのは聞いていたけど、めんどくさいなー。
ま、あまり相手にせず、これも旅の一部だと思うことにしよう。
そうでもしないと、この先が持たないや。
ということで、行き先もはっきりしないままとりあえず近くの街まで出て
パンでも買いに行こっか。。。。という感じで、
久しぶりに痛いまでの日差しを浴びながら、
モロッコの旅が、なんとなーく始まった。
続
片付けもひと段落したので、ブログ再会しまーす。
この1ヶ月半、パソコンを開いたのはたったの1度だったので
前の旅日記みたくタイムリーではないんですが、旅の思い出が色あせないうちに
何回かにわたって書いてみようとおもいます。
旅日記を書くことも、旅の楽しみの一つだもんね。
さてさて
今回の旅は、ドイツ発。
フェリーで車を運んで、モロッコの面白そうなところを周ってみて、戻ってきて
走行距離約7000キロ。
1ヶ月ちょいだったけど、結構走ったねー
着いた当初は特にルートは決まってなかったんだけど、まぁなんとなく
気温にあわせて移動していこうということで
8月中旬~後半→猛暑時期なのでアトラス山中にこもる
8月末~9月上旬→気温がちょっと落ち着いてきたころに砂漠方面にいって、
そのままアトランティックの海沿いに移動し、ゆっくりと海岸を沿って北上
9月中旬→少しは涼しくなってるはずだから、街歩きが出来るほうへ移動
こんな感じで大まかに予定を立てて、あとは風まかせ。
ずっと憧れだった未知なる国、モロッコ。
実際行ってみて、印象がガラリとかわりました。
初のアフリカ大陸。
熱かった。
そして、しんどかった~
ではでは、旅日記はじまりです。
相変わらず、長くダラダラ書くと思うけど
しばらく、お付き合いくださいまし。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はじまり
8月12日 21時
長い間夢見ていたモロッコへの旅。
準備万端!! BAMOS!!!!!!!
(3回ほど忘れ物取りに帰ったけど)
夜のオートバーン。
走れる所まで走って、1時ごろ就寝。
今回はどこでも宿仕様のランドクルーザー。
初の車中泊は、なかなか快適だった。
翌日は友達が住むスイスのBERNまでロングドライビング。
久々の再会もつかの間、1泊だけさせてもらい、翌朝早くフランスの
モンペリエ方面に向けて出発。
10時間ぶっ通しドライビングの末、マルセイユに住む友達と
船が出る港町「SETE」というところで落ち合う。
翌日は船が出る夕方まで、ビーチでのんびり過ごし
夜7時、友達たちに見送られ船は定刻通りSETEの港を出港した。
船の中はすでにもう、モロッコだった。
モロッコというか、モスレマンの世界。
さっきまでラフな洋服姿だった男達は、ジュラバ(体がすっぽり隠れ、
くるぶしまである男版ワンピースみたいなもの)に着替てる人がたくさん
いた。
夕食の時間になり食堂へ向かうと、お祈りの合図が大音量で
流れているにも関わらず、がつがつ食べてるおじさんたちがたくさんいた。
ラマダンの1日が終わったのだ。
ラマダンとは、モスレムが年に1度行う断食月のことで、日の出から、
日の入りまで食べ物、飲み物、タバコも一切絶つという習慣だ。
今回の私達の旅の半分はこのラマダンの月にあたり、モロッコの
人たちがどうやってこの苦行ともいえる日々を過ごすのか、興味深い
ところでもあった。
そして、この旅の始まりのその日から、興味津々な場面を目の当たりに
することになる。
夕食はハリラという豆のスープに丸いパン、ナツメヤシにゆで卵といった
とてもシンプルな食事だった。
もちろん、たっぷりの水も大切な食事の一部。
ラマダン中は、どこにいってもこれが定番らしい。
長いこと空っぽだった胃に初めて流し込まれるのは、
生温く体に優しいスープだというわけだ。
旅行者である私達にも、同じメニューが配られた。
ちょっと物足りない気はするけど、普段なかなか食べられるものでは
ないので、ちょっと得した気分。
食事が終わりお腹が満腹になった人たちはラウンジに向かい、
今日初めての一服やチャイやコーヒーをこころゆくまで楽しんでいた。
このあと、この人たちは夜の12時にもう1度本気の食事をして、
そのまま寝てしまい、また断食の長い1日を迎えるのだという。
果たしてこれがほんとに体にいいのかは謎だけど、空腹を極限まで
体験することで貧しい人の気持ちを知り、その後の食事で食べ物に
本当に感謝することができる。
そういう気持ちを忘れないために、世界中にいる何億人というイスラム
教徒達が、同じ時期にみんな腹ペコになっているかと思うと、
尊敬せずにはいられない。
しかもこの暑い中。。。。
私達はラマダン実践者ではないけど、人前で飲食するの極力控えた。
そんな決まりはないんだけど、なんとなく申し訳ないよう気がしてきたからだ。
そうして腹ペコな人たちと2日間、のんびりすぎる時間を過ごし、
予定より1日遅れてモロッコへ到着。
どんだけ遅れるんだって話。
まー、着いたからいっか。
って、自分達の時間の感覚も、すでにユルユルになっていた。
到着後は車内の点検もなく、あっさりと簡単に上陸。
港のゲートを出たところで、早くも勝手に誘導して金くれボーイや、
たかってくる人達がいた。
モロッコって、そういう所だというのは聞いていたけど、めんどくさいなー。
ま、あまり相手にせず、これも旅の一部だと思うことにしよう。
そうでもしないと、この先が持たないや。
ということで、行き先もはっきりしないままとりあえず近くの街まで出て
パンでも買いに行こっか。。。。という感じで、
久しぶりに痛いまでの日差しを浴びながら、
モロッコの旅が、なんとなーく始まった。
続
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