2016/09/02

ニッポン車中泊の旅_三重県尾鷲

漁港の町、尾鷲にやってきた。

ここに来ようと思ったのは、海沿いを南下して行ってみたい場所があったから。

だけどその場所は私の地図の読み違いで、とっくにもう通り過ぎていたという。

その場所とは今年サミットがあった伊勢志摩。

あのグネグネに入り組んだリアス式海岸や方々に散らばる小島の絶景を一目見たいと
思ったから。

私はてっきり紀伊半島の先っぽにあるもんだとばっかり思ってて。。。

何をどうしてそんなふうに読み違えたのか、未だに謎である。

すっごい近くにいたのに、残念無念。

またいつか絶対に来ようと胸に誓った。



尾鷲は熊野灘に面した小さな町だけど、熊野古道が4つ通っていることからか、観光には
力を入れてるみたいで、観光案内所のパンフレットの多さにびっくりした。

しかもけっこう若い人がこういう観光事業に携わっているのか、パンフレットも可愛くて
小洒落てて見応えがあり、名古屋あたりに住んでいたら、週末にブラっと休暇に来てみたい
そんなところだった。

観光案内所のオジサンから、ここの名産と美味しいお魚が食べれるところを聞きだして
さっそく行ってみることに。

お昼時、道の駅の食堂。

上がってきたばかりのブリの刺身がずらっと並んでいた。

客は好きなものを組み合わせて、オリジナル定食を作るというスタイル。




多忙な時間帯で、レジには長蛇の列ができていた。

白い割烹着を来た女性たちが生き生きと働いていて、なんだかうれしくなった。


 私はここの名物「ぶりトロ丼」を頂いた。

海藻が入った1杯150円だかの味噌汁も、ホントに美味しかった。


 

名物のめはり寿司とさんまのお寿司も。これはまあ普通。

お刺身なんてドイツでは食べないから、マーと2人で唸りながら堪能した。

食事中、隣に座っていたおばちゃんたちと色々話がもりあがり、最後になぜか皆で写真を撮り、
お腹もいっぱい、幸せいっぱいで店を出る。

この辺も関西のくくりなのかな、やっぱりというかなんというか、東京では感じたことがあまりない
人々の人懐っこさとかにグッと来た。

マーが外国人だからなのか、それとも息子があんなにクリクリだからなのか、とにかく
どこに行っても喋りかけられていたな。

たとえばこんなところでも。

ここでは例のギャンブル神社の話をオジサンから聞いたり、他のオバサンからは周辺の
見どころなとを教えてもらった。



それにしてもコインランドリー、すごいね。

家族3人、1週間分の洗濯を1200円で、しかも自動でやってくれる。

ほんの数年前の私たちの旅からは、考えられない進歩。

いや、私たちの進歩ではなく、こんなに進歩してる国を旅するのは初めてということだ。
日本って、どんな小さな町でも、コインランドリーがある率がものすごく高いと思った。

旅の道中、いつもなら洗濯は綺麗な川がや運河があるところに行って、手洗いで1日掛かりの
仕事だったの。

 しかも移動は洗濯物が乾き次第で、身動きが取れない日とかもあるぐらいだったのに。

それがなんということでしょう。

大量の洗濯ものをドカッとでっかい洗濯機に突っ込んで、その間町散策だなんて。

やはり過疎化は深刻。シャッター通り。





 尾鷲の町には、昔ながらの魚問屋が点在しているらしく、そういう所を覗いたり、あとは
地元の人の朝市だとか、そういうのがこの町の散策の楽しみだとパンフレットには書いてあった。

美味しいお魚があって、海も山もあって、こじんまりとしていて、私的にはとても気に行った
町だったな。

そして、なんとっても熊野古道が通っているという点。

もちろん登ってきました。

石畳が美しく、ずーっとイメージしていた熊野古道というのがここにあった気がします。

続きは次回
 

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