お昼時、サフランボルに到着。
ここは7年前イランへの旅の途中でも立ち寄ったことのある町で、日本人にも人気の
観光スポットらしい。
旧市街には、オスマン帝国時代に建てられた古民家が町全体を埋め尽くし、
こじんまりとした小さな町ながらも世界遺産に登録もされている。
古民家はゲストハウスやレストランに改築されていることが多く、戸棚の中に浴室が
ある伝統的な部屋を用意している宿も少なくない。
私達は車を停め、さっそく町の中心部のレストランで昼食をとった。
観光地らしきところに来たのは、この旅で初めてだったけど、まあ人がいない事。
あの、サフランボルにですよ。
以前来たときは、中国人や日本人観光客をのせた観光バスがひっきりなしに到着し、
お土産屋が集う路地なんかは、夜まで大賑わい。
宿泊したところの隣室はドミトリーの部屋で、そこの部屋も満員だった。
コロナによる観光産業への影響は、なんとなく想像はできていたけど
まさかこんなスッカラカンな光景が、広がっているとは。
この町の観光業に関わる人達はどうやって生きてゆくんだろう。
ここの人達だけでなく、全世界の至る所がこういう状態な訳で、
ここにきて、はっきりとした形でコロナの破壊力を思い知ったというか。
とは言えトルコ人の国内旅行先としての人気はあるようで、ポツポツと
見かける旅行者はトルコ人が殆どで、私達のような外国人旅行者は、
1組しか見かけなかった。
そして余程珍しいのか、写真を撮られたりもした。
日中はうだるような暑さ+マスク着用義務が家を出た瞬間からある国なので
とてもじゃないけど観光などできず、ようやく涼しくなった20時ぐらいから
やっと町散策をすることが出来た。
色々見たかったんだけど、そんな時間からだと土産物屋なんかも閉店の準備を
しだしていて、結局ビールを買って宿に帰ってテラスで飲んだだけだった。
トルコの公共浴場ハマムは営業していた。 |
この日の宿は古民家を改築したゲストハウスで、宿泊費も破格の値段だった。
子供は無料、大人二人朝食付きで20ユーロぐらい。
アジアのどっかの国を旅している金銭感覚。
このスーパー閑散期だからできることなんだろうけど、宿に直接駆け込んで
値段を聞くと、よくある宿泊予約サイトの半値ということもある事を知った。
そしてこの宿の宿泊者はやはり、私達だけだった。
なんか、何しに来たんだろうというモヤモヤがかなり残ったのだけど
暑いシャワーと、貯まっていた洗濯物ができただけでも良いではないか。
あと、Wi-Fiが使い放題だったので、色々と調べものとかゆっくりできたのも
良かったかな。
翌日、メンズ二人はハマムに行って綺麗さっぱりなったところでサフランボルを去る。
そして新市街の方へ出向き、トルコ国内で使えるSIMカードと、インターネットの
パケット契約する。
普段旅をする時は、デジタルデトックスの意味もこめてと、情報過多で冒険心が
削がれるのを避けるため、極力オフラインな生活をしているのだけど、
今回はコロナ禍の中、最新の情報が常に必要だったため
買おうということになったのだった。
前情報では1カ月25ユーロぐらいとの事だったけど、実際店に駆け込むと
SIMカードに25ギガの通信料で10ユーロぐらいだった。
なきゃないでなんとかなるんだけど、あったらあったでやはり旅の充実度が
全然違うんだな。
適度に使えばこんな便利なものはない!
続
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