2016/08/30

ニッポン車中泊の旅_二見浦

お伊勢さんをお参りした後向かった先は、車で30分ほどで行ける二見浦。

カエルで名高い「二見興玉神社」と、海にそびえ立つ「夫婦岩」があるところ。

この日はとにかく人にう埋もれた1日だったので、ちょっと広々とした海にでも行って坊を思う存分
遊ばせ夕日でも見に行こうかということで向かったのだった。

二見浦は夏なら海水浴場になるらしく、弧を描いたように遠くまで見える海岸線が
とてもきれいだった。

海沿いには趣のある古い旅館が立ち並んでいたけど、一歩裏手に入ると廃業したと思われる
旅館やさびれた民宿が点在し、昭和な雰囲気がへばりついてるような、寂しげなところだった。


 


 

 

 



波打ち際で無我夢中になって遊ぶわが子の背中を眺めながら、500mlのエビスビールを
「シュポッ」と開ける。

なんだか、日本だなーとしみじみ思ったなぁ。

           


海沿いをしばらく歩いて鳥居をくぐり、さらにその先を行くと二見興玉神社がお目見えする。

そしてその神社に見守られるような形で、海中に鎮座する夫婦岩。


大きなしめ縄でがっちりと結ばれておりました。

夏にはこの岩の間に夕日が沈む期間があるらしく、それはそれは神々しい光景に違いないん
だろうな。

思ったより小さいというのが正直な感想だけど、ここに来たことでより夫婦の絆が深まったかなー
なんて、そんなこと1ミリも思ってないから。笑

そんなご利益がある場所なのかは知らないけど、夫婦で夫婦岩バックに撮影してる人が
多かったような。

そしてここで出くわしたのが、女子高の修学旅行。

親としてはうれしいことなんですけどね、その団体がくり坊くんとすれ違うたびに
「めっちゃかーいー」の嵐で、しまいには坊もオウム返しで「かーいー、かーいー」と同じく甲高い
声で言い出す始末。




そして、囲まれて撮影大会。

だけどこの日の女子校生たちはとてもフレンドリーで、いろいろ質問してきたり、一生懸命
マークスに英語で話しかけたり。

東京では絶対見られない光景だと、彼は驚いていたけど。

最後にはちゃんとありがとうございましたーなんて言われちゃって、なんだ日本にもこういう
女子高生がちゃんといるんだなと、感心させられる出来事だった。


それから、この二見興玉神社。
この神社の神様の使いがカエルであったことから、境内には沢山のカエルの置物が
奉られていた。

交通安全のご利益があるのだとか。




夕日も沈んだところで、この日もその辺で車中泊。

海の近くのコンビニの前の無料駐車場。

公衆トイレもあって、もー日本って最高!

夜はコンビニで赤いきつね買って、車内で啜って即、寝に落ちる。
朝はコンビニでコーヒーとパン買って、素早く快適な朝食。

うわー、コンビニ三昧の不摂生と思いつつも、たまにはいっか。 


朝食後はもう一度神社に行った。
すると、少し風が吹いていたせいか、夫婦岩の写真をまた違った感じで撮ることができた。



そうね、なんかこう「ザッパーン」と波の動きと一緒のほうが、威厳があって良いというか。

やっぱ日本の海は荒々しいほうが断然絵になるなぁ。